正直に言います。感謝日記って聞いたとき、「なんか意識高い系のやつでしょ」って思ってました。寝る前に「ありがとう」を3つ書くとか、ちょっとスピリチュアルっぽいなと。でもね、実際にやってみたら全然違った。科学的にちゃんと裏付けがあるし、何より気分が変わるんですよ、本当に。
きっかけは去年の秋。なんとなく毎日モヤモヤして、仕事もプライベートも「なんだかなぁ」って感じだった時期。友達に勧められて、半信半疑で始めたのが感謝日記でした。今はもう5ヶ月くらい続いてる。三日坊主の私がですよ。
そもそも感謝日記って何を書くの?
すごくシンプルです。毎日、感謝していることを3つ書く。それだけ。ノートでもスマホのメモでもいい。
たとえば私が昨日書いたのはこんな感じ:
- 朝、コンビニのコーヒーがいつもより美味しく感じた
- 同僚が資料の誤字を教えてくれた(恥かかずに済んだ)
- 帰り道で猫に会えた
大きなことじゃなくていいんです。むしろ小さいことのほうがいい。日常の中に「あ、これ嬉しいな」を見つける練習みたいなもの。書き続けるうちに、アンテナが自然と良い方向に向くようになります。
研究が証明した感謝日記の効果
「気持ちの問題でしょ」と思うかもしれないけど、ちゃんとしたデータがあります。カリフォルニア大学デービス校のロバート・エモンズ教授は、感謝の心理的効果を20年以上研究している人。彼の研究チームが行った実験では、10週間感謝日記を書いたグループは、そうでないグループと比べて幸福感が25%高かったそうです。
他にもこんな効果が報告されています:
- 睡眠の質が上がる — 寝る前に感謝を書くと、ネガティブな思考が減って寝つきが良くなる
- ストレス耐性が強くなる — 嫌なことがあっても「でも今日はこれが良かった」と切り替えられるようになる
- 人間関係が良くなる — 他人のいいところに目が行くようになるから、自然と態度が変わる
- 身体的な健康にもプラス — 頭痛や疲労感が減ったという報告もある
私の場合、一番実感したのは睡眠です。前は布団に入ってから「あれやってない」「あの人にあんなこと言っちゃった」とか頭の中がうるさかったんだけど、感謝を3つ書いてから寝ると、不思議とぐるぐる考えなくなった。
続けるための私なりのコツ
効果があるのはわかった。でも問題は続くかどうかですよね。日記の習慣づくりでも書いたことだけど、続けるにはハードルを下げるのが一番大事。
私が意識してるのはこの3つ:
完璧を目指さない。「感動的なこと」を探さなくていい。「今日のお昼のからあげが大きかった」とかでOK。変にカッコつけると疲れて続かない。
時間を決める。私は寝る前にベッドの中で書いてます。歯磨きの後、スマホを触る前。この順番が定着したら勝手に手が動くようになった。
書けない日はスキップ。「毎日やらなきゃ」のプレッシャーが一番の敵。2〜3日空いても全然問題ない。戻ってきたときに「久しぶり。今日は何があったっけ」って再開すればいい。
感謝日記と普通の日記、何が違うの?
普通の日記は「今日あったこと」を記録するもの。感謝日記は「今日あったことの中から良かったこと」だけを抜き出す作業。この違いが結構大きい。
日記って、つい愚痴とか不満を書きがちじゃないですか。「上司にイラっとした」「電車が遅れた」とか。それはそれでストレス発散になるんだけど、感謝日記は逆のアプローチ。同じ一日を振り返っても、フィルターが違う。
たとえば「上司にイラっとした日」でも、感謝日記には「後輩がフォローしてくれた」「ランチの新メニューが当たりだった」「帰りに本屋で面白そうな本を見つけた」って書ける。同じ日なのに、全然印象が変わる。
これ、ポジティブ心理学では「注意のシフト」と呼ばれてます。人間の脳はネガティブ情報に引っ張られやすいクセがあるらしく(原始時代に危険を察知するため、とか)、意識的にポジティブなことへ注意を向ける訓練が感謝日記の本質なんです。
始め方はほんとにカンタン
必要なものは何もない。ノートでもスマホでも、ここみたいなオンライン日記サービスでもいい。私はスマホのメモアプリから始めて、今は交換日記スタイルで友達と共有してます。「今日の感謝3つ」をお互いに見せ合うのが地味に楽しい。
一人だと「まあいいか」ってサボりがちだけど、誰かと一緒にやると「あ、今日はあの子書いてる。私も書こう」ってなるんですよね。
もしこれを読んで「ちょっとやってみようかな」と思ったら、今夜から始めてみてください。まずは1つだけでいい。今日あった「ちょっと嬉しかったこと」を思い出して、どこかに書いてみる。
たった1行でも、書いた瞬間に「あ、今日も悪くなかったかも」って思えるはず。私はそう思えた。だから5ヶ月も続いてるんだと思います。