語りべ管理者

竜の伝説〜飛翔〜
〜そして伝説へ〜

10/16(火)15:35
語りべ
タイトル:竜の居城2
気分:次回更新は23日(火)予定です



 

 ラーミアは迷うことなく、此処が目的地であったと示すかのように。
 ゆっくりと下降し、岩山の合間に現れた城へと降り立つ。
 上空から見た時点で巨大だと感じたその城は、やはり降り立って見ても巨大であることは明白で。
 今まで尋ねたどの城よりも規模の大きさを感じた。

「ラーミア、ありがとう」

 地面へとようやく降りたラーミアはその羽根を静かに畳み、それからアルスたちへ降りるよう促すが如く、己の首を下げた。
アルスはラーミアに感謝を告げながら降りると、周囲を警戒し、見渡す。

「不思議な空気だ…今までのどの城とも違う…」

 城のバルコニーを思わせるその場所は城の入口に当たるのか、人よりも遥かに大きな扉が待ち構えていた。
 両開きの巨大な鉄の扉を、アルスたちはゆっくりと近付く。
 と、何の合図もなく突然に、扉は静かに開いていった。

「取り敢えずいきなり襲われるってことがなさそうだな…」

 開かれた扉の先を慎重に覗き込みながらレオがそう言う。
 
「歓迎されてるってことで良いのかな?」

 スイリもまたそう言うと、扉の中へと足を踏み込んでいく。
 彼女の迷いのない行動に続くように、リルムとストームもまた城の中へと入っていく。
 
「ラーミアはここで待っていて」

 羽を休めているラーミアへそう告げるとアルスもまた、城内へ駆け込んで行った。







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